猫のトイレとしつけはどうすれば良いの?

 

私は猫を初めて飼った時、一番最初に思ったのが

「トイレ、どうすれば良いんだろう?」

でした。

その時はテレビで動物の番組などで得た情報をもとに
見よう見まねで発泡スチロールの箱に砂を入れて置きました。

突然飼うことになったので有り合わせの物で準備した感じだったのですが、
その猫はちゃんとその簡易トイレに要を足してくれました。

あまり突然飼うということはないと思いますので、
実際のところトイレとしつけはどうしたら良いのか、現在6匹の猫と生活している経験をもとにお話しします。

トイレを準備しよう

まずはトイレを準備するところからになりますが、トイレもたくさん種類があります。

ノーマルタイプ

プラスチック製のケースで簡単に言ってしまえば
「ただの箱」です。
長方形の箱型だけでなく楕円形のものもあります。
そこに猫砂を入れるだけです。

猫はオシッコやウンチをしたあと、砂をかいて隠すので砂が飛び散りやすいです。
選ぶときはある程度高さのあるタイプが良いですよ。
価格も1000円程度で購入できるのでお手頃です。

システムトイレ

二重構造になっていて上部がスノコ、下部が受けるトレイのようなタイプです。
スノコの部分にシステムトイレ用の猫砂を入れ、トレイの部分にトイレシートを敷きます。

オシッコは猫砂(固まらない)を通過してトイレシートで受けるのですが専用のものを使うことで消臭効果が高く、オシッコの回数や量にもよりますが
数日そのままで良いので飼い主は便利と言われています。
ウンチは都度取ってくださいね。

確かに数日トイレの片付けをしないで済むのは飼い主は助かりますが、ウンチやオシッコのチェックで猫の体調が確認できるのに疎かになってしまう可能性があるかなと思います。
専用の猫砂やトイレシートは私には高額だなと感じます。

屋根付きトイレ

猫がトイレを使って、砂をかいた時に砂が飛び散らないようにトイレをカバーで覆ったタイプです。

扉がついてたり、ついてなかったり、覆っている部分が半透明だったり透明じゃなかったり、
トイレの半分だけ覆ってたり、全体を覆ってたりといろいろなタイプがあります。

我が家にも1台ありますが、においがこもるのが難点。
システムトイレと同じ二重構造になっていますが、専用の猫砂とシートは高額なので安価な物で代用しています。

その他、自動で掃除をしてくれる全自動トイレや、筒形で上から入るタイプのトイレなどがあります。

我が家ではノーマルタイプと屋根付きトイレを使っていますが、個人的におすすめなのはノーマルタイプです。
しかも我が家で使用しているのは、100円ショップで売っている300円の水切りカゴ用トレー!笑
今のところ6匹の猫たちも問題なく要を足してます。

デメリットは砂が飛び散ることですが、砂の量を多めに入れすぎないよう気をつけて、
飛び散ったところはササッと掃いてしまえば良いだけです。
特にこだわりがなければ十分だと個人的には思います。

システムトイレや屋根付きトイレは本体も大体2,000円〜4,000円となかなか高額ですし、専用の猫砂やトイレシートなども私には高額だと感じます。
(猫のオシッコやウンチはけっこう匂いが強いのでこまめに掃除するのがベストです。)

トイレは消耗品ではありませんが、猫砂やトイレシートは消耗品ですし、そこは安価なものを選んで別のところ(ワクチン接種、健康診断やペット保険など)でお金をかけた方が良いと個人的には考えています。

猫砂の選び方

次に猫砂ですが、ここ最近「猫砂、大事!」と思ったのでご参考にしていただければと思います。

猫砂も種類がいろいろありますが、

・紙タイプ
・木タイプ
・おからタイプ
・シリカゲルタイプ
・鉱物タイプ

と、大体この5タイプになり、シリカゲルタイプ以外はオシッコをすると固まります。
シリカゲルタイプはシステムトイレで使用し、消臭効果がかなり高いタイプです。

そしてなぜ私が「猫砂、大事!」と思ったのかですが、

猫の体調を確認しやすいのがオシッコやウンチだから

です。

ストレスや膀胱炎で血尿をしたり、通常オシッコは黄色ですが、透明に近い色の薄いオシッコをするようなら腎臓に関わる病気も考えられます。
キャットフードが合わないとゆるいウンチをしたりという経験もあります。

先日健康診断に連れて行った際は、獣医さんに1日のオシッコ・ウンチの回数、オシッコの色を聞かれました。

日頃からトイレの回数やオシッコの色、ウンチの状態はできるだけチェックした方が良いですし、オシッコの色を見るには猫砂は白っぽい方がわかりやすいのでは?と感じます。

我が家では紙タイプの白い猫砂を使っていますが、オシッコやウンチの状態がわかりやすいですし、トイレに流せるので便利です。

猫の言葉がわからない分、こういうところで飼い主が体調をチェックして健康に長生きして欲しいですよね。

猫のトイレのしつけ

それでは猫のトイレのしつけについてですが、

私は現在の6匹と過去2匹の合わせて8匹の猫と暮らしていますが(全て保護猫と捨て猫)
実のところトイレのしつけはしていません。

ノーマルタイプのトイレに猫砂を入れておくと勝手にそこへ行って要を足してくれてます。(笑)

それだけ猫のトイレのしつけは難しいことではないということですね。

ペットショップやブリーダーさんから猫を迎える場合は
その猫のオシッコの匂いがついた猫砂を少しもらって新しいトイレの中に入れておくと良いですよ。

猫のトイレのしつけは難しくないとお話ししましたが、気をつけてほしい点が2点あります。

1.猫のトイレは最低でも猫の頭数分を準備する

我が家には猫のトイレが7個あります。(現在は6匹)

トイレが多いと掃除が大変なのでは?と思いますよね?
私もはじめはそう思いました。

でも個数が多い方が掃除は簡単です。掃除も1日3回くらいです。
トイレの個数が少ないと逆に汚れた部分が多くなり、猫砂の中から汚れた部分を取り除くのが大変になりますし、無駄に猫砂を捨てることになります。

昼間お仕事で家を空ける時間が長く、掃除があまりできないようでしたら頭数+1の準備をするのが理想です。

2.トイレは綺麗を保つ

猫はとても綺麗好きです。
我が家はトイレを綺麗にしたとたん、用を足す猫もいます。

トイレが汚れていると、トイレではないところに要を足してしまうことがあります。
(子猫の場合は間に合わなくて粗相してしまったということはありますが)

我が家でも、まだトイレが頭数分揃ってない時に毛布に要を足した猫がいましたが
トイレを増やして綺麗にしておいてからは他の場所に要を足すことはしなくなりました。

万が一、別の場所に要を足した場合は匂いがしっかり消えるまで掃除してくださいね。
匂いが残るとまたその場所に要を足してしまう可能性もありますので。

そしてトイレが汚れているとトイレを我慢してしまうことがあり、それによって膀胱炎になったりと体調を崩す可能性もありますので、できる限り綺麗にしてあげてください。

いつもはトイレでするのに、トイレ以外に要を足してしまう場合、何かしらの原因があってのことだと思うので
いきなり猫を叱ったりしないで、どうして違うところにしたのかを確認してほしいと思います。

以上が気をつけてほしい2点で、この部分がしっかりできていればトイレのしつけも難しくないです。

最後に

トイレも猫砂も猫に合ったものを選びましょうと言いますが、
初めて猫を飼うし、その猫に合うか合わないかなんてわからないと思います。

正直、私の飼ってる猫にそのトイレや猫砂が合ってるかどうかはわかりません。
ただ、準備したトイレでちゃんと要を足してくれて、体調の確認ができるから今のところはこれで問題ないと思っています。

あまり考えすぎずに、飼い主さんも猫ちゃんも快適に過ごせるよう、参考にしていただけたら嬉しいです。

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