猫を飼うと爪とぎが困る。爪とぎ対処のしかた

 

私が初めて猫を飼ったのは、アパートで一人暮らしをしているときでした。

「ちょっとこれはまずいかも(汗)」

と思ったのが、爪とぎです。

そのときはカーペットにガリガリしていたのですが、カーペットも借り物だったので、冷汗が出たのを覚えています。

アパートやマンションはもちろんのこと、持ち家だとしても爪とぎをされるのはやっぱり困っちゃいますよね。
爪とぎをする場所は壁や床だけじゃなく、ソファや家具などにも。。。

それでは、爪とぎはやめさせることができるのか?どうして猫は爪を研ぐのか?爪とぎの対策は?

現在6匹の猫と生活している体験からお話ししますね。

猫の爪とぎはやめさせられるのか?

飼い主にとって、猫が爪をとがないのが一番!
なのですが、残念なことに猫の本能なので、爪とぎをやめさせることはできません。

爪を研ぐ理由として下記の4つがあげられます。

1.  狩りをするため、外敵と戦うため、縄張り争いのためと猫にとって大事な役割があり、そのためいつもケアしておく必要があるから。

2. 猫の肉球の間に臭腺(シュウセン)という強いにおいの液を分泌する腺があり、においをこすりつけることでマーキングして縄張りを主張するから。

3. ストレス解消、リラックスするため。

4. 自己アピールのため。

猫はもともと狩りをする動物ですし、縄張りを持って生活していますから爪とぎは猫にとって重要な行為なんですよね。

家で飼う猫は3と4が特に大きな理由かもしれませんね。
自己アピールしてるなんて、なんて愛らしいんでしょう!笑

猫の爪とぎしやすい場所がある

日頃6匹の猫たちを観察していると、爪とぎしやすい(したい)場所があるようです。
大体、爪がある程度引っかかるような場所のようで、我が家の場合

・カーペット

・ステレオのスピーカー(布が貼ってある)

・壁の角の部分(多少凸凹している)

・ソファーの手すりの側面

・段ボール箱

が主に爪とぎしている場所です。

フローリングの床やプラスチックケースなど表面に凹凸がなく、ツルツルした素材には爪とぎはしていません。
確かにツルツルしていたら爪はとげないですもんね。

爪とぎの対策方法

爪とぎをやめさせられない理由がわかったところで、どうすれば壁や床、ソファー、家具に爪とぎをされないのか、その対処方法についてお話しします。

まずは、猫が爪を研ぐ(研ぎそうな)場所ごとに爪とぎを置き、自由に爪をとげる場所を提供することです。

爪とぎも種類や形が様々あるのでどれを選べばいいのか悩むところですが、我が家は段ボールタイプと麻タイプの2種類を置いてます。
ただ、麻タイプは好みがあるようで、全く使わない猫もいます。
やはり人気なのは段ボールタイプですね。

段ボールタイプを選ぶポイントは、目がギュッと詰まったものが長持ちしますし、紙くずもあまり出ません。

普段、猫たちの爪とぎの状態を見ていると、大体爪とぎの上に乗って爪をとぐので、軽いものより少し重みがあった方が爪もとぎやすいんじゃないかなと感じます。

次に壁や家具に爪とぎをさせないようにするためには、保護シートが役立ちます。

私は100円ショップで購入して一度爪とぎされたところ(壁)にシール状になっている保護シートを貼りました。それからはその場所で爪とぎしなくなりましたし、剥がす際も綺麗に剥がれましたよ。

そしてソファーですが、我が家はマルチカバーを掛けていましたが、マルチカバーだと隙間に入ってガリガリされてしまうので、フィットするカバーを掛けることをお勧めします。

あと、爪とぎ以外で爪をとぎそうな場面に出くわした時に「あ!」など少し大きい声で言うとビックリするのかやらなくなりました。
ただ1回や2回ではその場所で爪をとがなくなるわけではないので、その場所に爪とぎを置くのがベストかなと思います。

そして爪切りも定期的にしてあげるのをお忘れなく。
爪切りは嫌がる猫が多いので大変ではありますが、私は気持ち良さそうに寝ているスキに爪切りしたり、暴れてしまう子は2人がかりでやります。

まとめ

猫の爪とぎについてお話ししましたが、猫の爪とぎをやめさせることはできないので、いかに飼い主と猫それぞれが気持ちよく過ごすために飼い主が先回りして準備をするかが大事になってきます。

爪とぎは猫にとってストレス解消だったりリラックスするための大切な行動なので

「爪とぎされたら困る」

と考えるのではなく、

「爪とぎしていつも心穏やかに元気でいてね」

という気持ちで(爪とぎに限らずですが…)接することができるとお互いの信頼関係も強固なものになると感じます。
我が家には現在推定2ヶ月の子猫がいて、一丁前に爪とぎをしますが、その姿も愛らしくとっても癒されます。

自由に爪とぎできる場所を準備してあげて、いつも心に余裕を持って愛猫に接してあげられると、毎日飼い主も猫もHappyに暮らせますよ。

 

 

 

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