南米ウルグアイ:ホセ ムヒカ氏が世界一貧しい大統領と言われた理由

2020年10月20日、「世界一貧しい大統領」と言われた『ホセ・ムヒカ』氏が政界を引退すると表明しました。

ホセ・ムヒカ氏はなぜ、世界一貧しい大統領と言われたのか?をご紹介します。

南米ウルグアイ:ホセ ムヒカ元大統領とは?

ウルグアイ政治家。 2009年11月の大統領選挙に当選し、2010年3月1日より2015年2月末までウルグアイの第40代大統領を務めた。バスク系ウルグアイ人

愛称はエル・ペペ。報酬の大部分を財団に寄付し、月1000ドル強で生活している。

引用:Wikipedia

現在85歳のホセ・ムヒカ氏。

高齢や病気を理由に2020年10月20日、政界の引退を表明しました。

南米ウルグアイ:ホセ ムヒカ氏が世界一貧しい大統領と言われた理由は?

大統領だった時期、大統領公邸には住むことなく、首都モンテビデオから車で約30分の小さな平家に住んでいたそう。

インタビューで、

「当たり前だよ。私はもともと農民の心を持って生まれた。自然が大好きなんだ。4階建ての豪邸で30人からの使用人に囲まれて暮らすなんて、まっぴらだ」

引用:https://www.asahi.com/articles/ASJ3X7FSVJ3XUPQJ006.html

と仰っています。

そして、愛車が1987年製の『フォルクスワーゲン』

実はこの愛車をアラブの富豪が100万ドル(1億1600万円)で購入すると話を持ちかけてきたそうで、その時ホセ・ムヒカ氏は

「息子が珍しい車を集めていると言っていたな。もちろん断ったさ。あの車は友人たちからもらった大事な贈り物だ。贈り物は売り物じゃないんだよ」

引用:https://www.asahi.com/articles/ASJ3X7FSVJ3XUPQJ006.html

と断ったそうです。

そんなホセ・ムヒカ氏の個人資産は

・フォルクスワーゲン ビートル

・トラクター

・農地

・平家の家

 

なるほど、「世界一貧しい大統領」と言われるワケです。

ホセ ムヒカ氏が大統領を引退してSNS上の反応は?

 

 

 

本当にお疲れ様でした。

まとめ

南米ウルグアイ:ホセ ムヒカ氏が世界一貧しい大統領と言われた理由をご紹介しました。

最後にインタビューに答えた言葉が心に響きましたのでご紹介します。

――「世界で一番貧しい」という称号をどう思いますか。

「みんな誤解しているね。私が思う『貧しい人』とは、限りない欲を持ち、いくらあっても満足しない人のことだ。でも私は少しのモノで満足して生きている。質素なだけで、貧しくはない」

「モノを買うとき、人はカネで買っているように思うだろう。でも違うんだ。そのカネを稼ぐために働いた、人生という時間で買っているんだよ。生きていくには働かないといけない。でも働くだけの人生でもいけない。ちゃんと生きることが大切なんだ。たくさん買い物をした引き換えに、人生の残り時間がなくなってしまっては元も子もないだろう。簡素に生きていれば人は自由なんだよ」

引用:https://www.asahi.com/articles/ASJ3X7FSVJ3XUPQJ006.html

余生はゆっくりお過ごしください。

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